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2008年06月09日(雑記)

なつかしの風景、東洋美の原型・・・。

DSCF3521.JPG

再開発著しい東京の街。新しいものが増えて街が活気に満ちていくのは
嬉しいことですが、同時に古い雰囲気が失われていくのは悲しいことでも
あります。

「あの甘味屋さん、ついに無くなってしまったのか・・・。」新しいビルの建設
にともないその下敷きになってしまったのか甘味処の面影はもうそこには
ありませんでした。学生時代、映画鑑賞の帰りによく立ち寄ったあの店。
おいしかった蜜豆、甘かったお汁粉も今は昔。これも時代の流れでしょうか。

そんな気持ちで真新しいビルの一階歩道部分を歩いていると、なんとその
店を発見!ちゃんと新しいビルの中に埋め込まれて繁盛しているのでした。
一名物である“おはぎ”と書いてあるのれんもたかだかと。

僕はしばらく感慨深くそののれんを見つめていました。“おはぎ”の文字以外
なにも書いていないそののれん。でも僕はその文字を見つめながら、しっかり
とおはぎの姿を思い浮かべていました。それどころか、“おはぎ”からどんどん
と広がって想像は店全体の雰囲気にまでおよんでいきました。

僕はこのとき、台湾の故宮博物院で中国の書を観賞したことを思い出しました。
もちろん、昔の書、ましておや中国語の書は僕の力では読み解けるはずはない。
でも書自体が美しく、なんだか書いた人の心までもが伝わってくる。それは書と
いう字を書くこと自体を芸術の域に高めてしまった東洋人の誇れる伝統。文字は
それそのものが美しく、かつ私たちのイマジネーションを育んでくれるものなの
ですね。

“おはぎ”から思わぬことを考え込んでしまったのですが、なつかしの風景は
東洋本来の美意識をちらりとしかし確かに垣間見せてくれたのです。

コメント (2)

きのこ:

3月である専門学校を卒業した者です。先生の花の文化の授業をまた聞きたくなりました。

素敵なブログ楽しみにしてます。

keisuke:

きのこさん、

コメント、ありがとうございます。

ブログは毎日の生活の中でのささやかな
感動について書いてます。

きのこさんも、なにかそんなことが
あったらぜひ教えてくださいね!

では、また!

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