一覧 -2008年07月
ビワのおくりもの
いつもお世話になっている、千葉県富浦町にある枇杷倶楽部の
みなさまから名前どおりの立派なビワが送られてきました。この
ビワの甘かったこと!
古くに中国から伝わってきたというビワ。インドでは万病に効く良薬
として、その果実はもちろんのこと葉っぱも珍重されました。なんと、
いまでもこの果実の成分の研究が進められ、新たな効能が発見され
つつあるのだそう。
それはさておき、かわいらしいビワの実をながめているだけで心が
丸くなっていくようです。そしてこれを送ってくださった方々の真心
が心に染み入るように嬉しいのです。
全国でも有数の「道の駅」に選ばれた枇杷倶楽部についてはこちらをご覧ください。
http://www.mboso-etoko.jp/top/biwakurabu/index.html
初夏に咲ける情熱の星
赤字に真っ白な星型がすがすがしい!元気なペチュニアたちです。
南米はアルゼンチンからやってきたペチュニア。どうりでタンゴの国
の情熱らしきものが感じられます。でも花言葉は「あなたといると心が
なごむ」なのだそう。まあ情熱的な人を見ているのはなんだか気持ち
いいことは確かですね。
こうした咲き方のものは「星咲き」と呼ばれています。この花なら、かなり
遠くからでも特定できそう。まさに初夏の星といったところですね。こんな
ことを思っていることからして、心がなごんでいるのかも知れません。
手ってすごいですね
フラワーデザイナーが手を動かしている姿を
見ていると、あらためてこの人間に与えられた
機能の素晴らしさに驚きます。
手。それは複雑な運動をやってのけてくれ、私たち
人間の可能性を広げてくれているもの。なんでも、
ロボット工学においても、人間の手の動きを忠実に
再現することくらい難しいことはないんだとか・・・。
そして日本はその研究がもっとも進んでいる国で
あるそうです。
フラワーデザインだって太古から、この手の働きによって
さまざまな形がつむぎだされていったかと思うと感慨
深いものがあります。
ちなみに僕の手は不器用だけれども、それはそれで
大切にしてあげたいと思うのです。
嫌われ者のアーティスト
春から秋にかけて極彩色のアートを花壇に展開させる
花がランタナ。クマツヅラ科の常緑樹の花です。シチヘンゲ
(七変化)ともよばれ、多色の花が次第にその色を変化させて
いく不思議さを持ち合わせています。
南米からやってきたランタナは南半球では雑草として厄介な
存在です。つるが横にはびこって、他の植物を圧迫してしまう
からです。
東南アジアのとある国で、七色のこの花を見た時、おとぎの
国に迷い込んでしまったかのような気分を味わうことができた
と思ったら、なんと日本でも広く愛好されていることに気がつき
ました。
雑草として嫌われても、たくましく各地で育っているランタナの
命の底力には尊敬の念さえ抱いてしまうのです。
青々とした緑
このところ、色にまつわる講義をすることが増えています。
植物と色のことについて、またその印象のことについて
お話させていただくのですが、そこで注目されるのは緑色
の存在です。
葉の色、木の色。そこで永久の繁栄をつかさどる色。また
植物を連想させるからか、安らぎや癒しをうながす色でも
あるようです。
ふんだんな葉の緑色を見るにつけ、私たちはなぜか「緑々
した緑」とは言わず、「青々した緑」と言いますね。日本では
古来、緑は青と密接な関係を持っていたらしいのです。遠く
離れた中南米のマヤ文明でも緑色を青と表現していたようです。
これは、おそらく気候や湿度の関係でそう見えたのではないか
とする説があります。
青は多くの民族にとって完璧を表す色とされているのだそうです。
先人は、植物の巧みさ素晴らしさを感じ取ったうえで、青と関連
付けたのかもしれませんね。
こんなこともたびたびお話していきたいと思います!
http://202.229.55.161/hana.php
露草の野
緑と青との関係について考えていた矢先、青色が鮮やかな
露草が目にとまりました。
むかしから布地を青に染めるさい、この花の汁が用いられたのです。
また花にさわっただけで、青い色素が着いてしまうとも言われています。
そんなことから「着き草」と呼ばれそれが転化して「月草」とも呼ばれる
ようになったとか・・・。
ちなみに、露草の汁で染めた色を縹色(はなだいろ)というのですが、
これが緑とも青ともはっきり判別できない微妙な色なのです。昔の
人が緑と青との間にはっきりとした境をもうけなかったこともこれで
すこし納得がいくのです。
うれしいサボテンくん
うっかり忘れてしまっていた誕生日。「はいっ、これどうぞ!」と職場の仲間
からプレゼントをいただき、思い出しました。ありがたいプレゼントは満面の笑み
をたたえたサボテンが面白い木のフレームに収められた可愛くてお洒落なもの。
サボテンだけでもかわいらしいですけれど、ちょっとした工夫を加えることによって
さらに微笑ましいものになってしまうのですね。そして、そんな工夫を一生懸命
考えてくれた仲間たちの気持ちが僕にとってはなによりも尊く大切です。
いただいたとき、僕の顔もこのサボテンくんのようににっこりしてしまったことは
言うまでもありません。
みんな、ほんとうにありがとう・・・。これからもお世話になります。
Potted Plants せいぞろい!
葉っぱが花のようで愛らしい多肉植物。実は乾燥した土地において最小限の水で
生きていけるように進化してきたたくましい植物たち。
そんな多肉植物たちに敬意を込めて、フラワーアーティスト川崎景太とマミフラワー
デザインがユニークな鉢植えをデザイン。名づけて、Potted Plants(鉢植え植物)。
ポットの形状もいろいろあって楽しいですし、その素材も金属や木と多彩。また
多肉植物の種類も豊富です。
そんなわけで植物がお好きなら、かならずお気に入りの一品に出会えるはず。
ぜひ、お気軽にマミのショップをのぞいてみてくださいね!
http://202.229.55.161/cyokuei_map.php
サボテンもあります!
前回のblogで紹介したPotted Plantsにはサボテンの鉢植えもあります。サボテンと
多肉植物を広く一つの仲間として分類する人もいるそうです。
多くの科が混在している多肉植物。その中でもサボテンは一つの科を形成し、もっとも
大きなファミリーを形作っています。他の多肉植物に無く、サボテンにある特徴はとげの
基部にアイオーレと呼ばれる毛のクッションがあること。このアイオーレは水分調整に
役立っている器官だと言われています。
このPotted Plants、どことなく乾燥地帯をそのまま切り取ってきた箱庭のようですね!
赤い宝石
家に帰ると、それはそれは美しい宝石が一面にまき散らかされているのでした。
それは家内が懸命に漬け込んでいる梅干。料理の師匠から直伝された手法で
梅干作りにチャレンジしているのでした。
これまで僕は、梅干をただの漬物の一種だと思っていたのですが、天日にさらす
工程が存在したことを知ってびっくり。そういえば“梅干し”ですものね・・・。
梅干を目の前にして、僕はその美しさに心奪われていました。透き通るような赤さ
とでもいうのでしょうか。天日にさらされた梅の実はほんのり太陽の光を内側から
灯しているように見えたのです。この美しさは梅が遠い昔中国から渡ってきてから
ずっと繰り返し表現されてきたのでしょうか。
食品としてだけでなく、傷口の消毒にも使われた梅干。戦国時代の武将は出陣前に
梅干を拝んで出かけると、怪我をしないと信じていたようです。いま何百年と時を経て
梅干はその視覚的美しさで僕を魅了してくれています。すごいことです。
十分観賞したあとは、あとは食べるだけ・・・。「少なくとも、あと半年は漬けないと
美味しくないの!」すでに梅干の専門家になっている家内のアドバイスに従って
半年後を夢見る夏の昼下がり。
