一覧 -2008年08月
花文化ラボ更新されました!
オフィシャル・ウェブの「花文化ラボ」が更新されました。
先にもお話した「緑色」についての文化考が今回の
テーマです。ぜひご覧いただきご意見お寄せください!
「聴くこと」の大切さを教えてくださった後藤アナウンサー
NHK「今日の料理」を駄洒落を交えた楽しいトークを駆使して長年担当なさっている
後藤繁榮アナウンサー。先日、マミフラワーデザインスクールにてご講演
をいただきました。温かいお人柄がにじませながら、ご自分の信条のこと、
「今日の料理」の秘話などをお話くださいました。
その中で、後藤アナウンサーは話し手になるためには、よいきき手になることが
欠かせないと教えてくださいました。きくことには「聞く」、「聴く」、「訊く」の三通り
があって、会話をするさいには真ん中の「聴く」がもっとも重要であると述べられま
した。「聴く」とは心を込めて相手が何を言わんとしているのかを把握する作業
だからです。そこから人と人の間に豊かなコミュニケーションが生まれるのです。
話し上手は聴き上手。また話し上手の秘訣はテクニックではなく、人間力であること
の重要さを後藤アナウンサーはあらためて僕たちに教えてくださったのです。どこまで
も謙虚で優しい後藤アナウンサーはお茶の時間での「お菓子何になさります?」との
僕たちの問いににっこり笑顔でこう答えられました。「ゴトーショコラをください。」その場
の雰囲気が一気に和んだことはいうまでもありません。
後藤繁榮アナウンサーのウイットに富んだ著作についてはこちら
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E3%81%8D%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%AE%E6%96%99%E7%90%86%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%92%E3%83%9F%E3%83%84-%E5%BE%8C%E8%97%A4-%E7%B9%81%E6%A6%AE/dp/4582833195/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1217655379&sr=1-1
枯れ枝が描く線
東京は連日暑い日が続きます。みなさま、いかがお過ごしですか。
帽子をふかぶかとかぶって暑さをしのいでいますと、どうしても
下に目がいきがち。そこで見つけたのは、くすんだ色をした枯れ枝。
カラスにつっつかれてしまったのでしょうか。それでも僕にとっては
なかなかかっこいい枝に思えたのです。帽子をとって上を仰ぐと
そこには青々と葉をつけた大きなツゲの木が。
「そうか、君はツゲの枯れ枝なんだ。」
拾って、青空にかざしてみます。生命をまっとうした自信からなので
しょうか、なかなか味のある線をしています。ツゲが青空のカンバスに
描く線です。決してまっすぐではありません。決してまろやかでもあり
ません。でも幾多の風雨をしのいできた強さという美しさがこの枯れ枝
には宿っています。
「おつかれさま。そしてありがとう。」しばし暑さを忘れさせてくれたこの
枯れ枝に僕はそうつぶやいたのです。
石畳に想うもの・・・
仕事場の近くにひっそりとたたずむ石畳。もともと
都電路線の敷石だったと伝わっているものです。
その石畳をみるにつけ、僕はある場所を思い出します。
ある場所とは東京都の町田市にある武相荘(ぶあいそう)
と呼ばれる民家です。
戦後日本復興の一立役者となった実業家白洲次郎と随筆家で
日本美術の研究者でもあった白洲正子の夫妻が生前暮らした
家が武相荘です。そこには僕の近所の石畳よりもはるかにスケール
の大きい石畳があったのを覚えています。
でも石畳は石畳。連想とは面白いものですね。そんなことを考えている
とき、ふと白洲正子が生前言っていた言葉を思い出しました。「日本文化
は無内容だ。」これは何も日本の文化に内容が無いことを言っているのでは
ありません。日本人はあるものを見ると、その背景の意味を探ったり、分析
したりはせず、素直にそのものを見た感想を頭に描くといった意味です。
僕が近所の石畳を見て、意味も無く、いわばこじつけで武相荘の石畳を
思い出したしまったことも、いってみれば無内容。でも、そんな素直な直感
から浮かび出た感動が今僕を武相荘を訪れたときの楽しいひと時の記憶
と結び付けてくれたのです。
石畳のおかげで、僕の頭は今や白洲正子でいっぱい。彼女の思想や人となりを
もっと知りたいと思っています。これも近所の石畳がくれた無内容でありながら
極めて尊い至福の時間。
美しさに満ちた武相荘の情報はこちら!
http://www.buaiso.com/
スーツケースに猫入れて
待ちに待った夏休み!花文化の勉強も兼ねて
旅に出ることに決めました。
そこで旅の必需品といえば、やっぱり猫ですよね!
そんな感じで、これから荷物を詰めようと開いたスーツケース
の中でうちの猫がくつろぎます。
このまま閉めて連れていってやりたいのですが、そうも
いきません。この数時間後には近所の獣医さんに預けられる
とも知らずに・・・・。
ちなみに、旅の土産話を楽しみにしていてくださいね!
どうか皆さん、お元気でお過ごしください!
モロッコの夢、かなう
猫を連れて行けなかった場所、それはモロッコ。はるかはるか北アフリカに
位置するイスラム教の国です。特に僕にとって1200年あまりの歴史を有する
古都であるフェスは長きにわたっての憧れの地。なにせ世界一の迷宮都市
だと言われたときには、絶対行こうと心に決めたのでした。
果たして、実際に訪れたフェスの街は本当に巨大な迷路だったのです。迷路
の中を歩きながら見聞きした美しい文化の営みは僕にとってかけがえのない
宝物になりました。この様子は、ウェブの海外レポートの中でもじっくりご紹介
する予定です。どうかお楽しみに!
