一覧 -2009年02月
絶景かな!
旅をするのは好きです。どんなに短くても長くても。仕事柄、小旅行をすることが
多くなっています。あまり苦になりません。特に、こんな素晴らしいものが見れた
ときにはね。
新幹線から見事な富士山が・・・。あまりに見事な晴れっぷりだったので、車掌さん
が異例のアナウンス。「左手に非常に美しく富士山がご覧になれます。」いいですね。
列車に乗っている人々の心が一つになった感じ。
東京にもどって翌日新聞を見たら、「ダイヤモンド富士現る」という記事がありました。
富士山の上に太陽が昇ってダイヤモンドのような後光がさした様子が掲載されて
いました。それも納得の空気の澄み具合、空の晴れ具合、富士に積もった雪の美しさ
具合でしたから。
古来、日本人はこのひときわ高く美しい山に特別な力が宿ると信じてきました。全国に
ある浅間神社はこの富士山がご神体なのです。今でも東京には富士見坂という地名が
たくさん残っていますが、昔はそこから富士山が臨めたのだそう。なにかにつけて、
富士山は私たちの心のよりどころになってくれているのですね。
一番高い山がことのほか美しい山であることの幸せ。この国に生まれてよかったなと
思えるひと時。よその国の美しい山もぜひ拝見したいのです。これまた絶景なのだ
ろうな。そしてみんなから愛されているのだろうな。
テーブルウェアフェスティバル2009暮らしを彩る器展
東京ドームで2月8日まで行われている「テーブルウェアフェスティバル」、
川崎景太の出展作品は日頃の感謝の気持ちをこめてサクラをうちに
お招きしたという優しさにあふれたユニークなもの。カラフルな花があふれん
ばかりに入った“花幕の内”に来場者から「わぁ、おいしそう」の声も。部屋の
向こうが透けて垣間見える不思議な障子も注目の的です。
マミフラワーデザインスクールのコーナーには何の変哲もない100個の
グラスに一つ一つ違った花留めの工夫をほどこした「花くばり」の作品
が並びます。これだけ並ぶとやはり圧巻!
同じコーナーでは、フラワーデザイナーが交代でミニデモンストレーション
を実施しています。何気ない器に花をいけていく・・・・。花と人とが暮らしの
中でより親密に結びついていく感動の時間。会場もそんな柔らかな空気に
満たされているのがわかります。
僕も、時折そこに立って作品解説をしています。なによりも皆さんとの心の
触れ合いができるのが楽しくって!いらっしゃったら、気軽に声をかけて
くださいね!
テーブルウェアフェスティバルについてはこちら
http://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/
見えそうで見えない光景
東京ドームで行われているテーブルウェアフェスティバルも今日が最後。
多くの方々との触れ合いが楽しく、あっという間に最終日を迎えました。
ここ一週間、東京ドームが仕事場だったわけです。たくさんの人々が働いて
いるのだなぁ、とか、この通路をミスターも歩いたのだろうか、この通路の
下には人工芝がしきつめられているのだろうななどとドーム内部のそこここに
興味しんしん。どちらかという下のほうに目線が集中していたような気がします。
先日、ドームに向う途中、目前にこの巨大な建物の全貌が広がってくるのを
見ることができました。いつもとは違う電車に乗って違うアプローチをしただけ
で、気づくものが違うこともあるのですね。さすがはBIG EGGとまで呼ばれる
ユニークな建造物。メロンパンにも似ているし、雪山をも彷彿とさせる・・・・。
いやいや湖の水面が波をうったまま凍っているすがたにも見える・・・。など
などといつものくせで立ち止まって考え込んでしまうわけです。そんなことを
通して、僕はみんなが集まる東京ドームがもっと好きになったんです。
唐草文様に魅せられて
テーブルウェアフェスティバル2009を仕事場にしていた僕ですが、やはりこの機会に
会場内の素晴らしい焼き物や漆器を見学しない手は無いと思い立ち、ぶらり油を売り
に出発・・・。
何回か通りかかったある店先の気になる唐草文様の器。綺麗な朱に味のある文様が
描かれた大皿がなぜか忘れられません。思い切ってお店のかたと話してみることに。
聞けば、遠く岐阜県からご夫婦でいらっしゃって出店されているとのこと。懸命に自分
の焼き物の利点をお客に説明するご主人と来店者に優しく語りかける奥様。お話を
聞けば聞くほど焼き物に対するご夫妻の想いが伝わってきて朱地の唐草文様の大皿が
ますますほしくなり、ついに購入させていただいたのです。
唐草文様。遠く地中海で編み出され、シルクロードを伝って日本にもたらされた文様。
もともと古代地中海世界においてタコの足や巻貝など生物の形状を模した意匠に端を
発したともいわれ、そののち東方に伝えられていくにしたがい葡萄やスイカズラなど
植物のつるを一部モチーフにして形成されていったものだと考えられています。唐草
文様に僕はなぜか惹かれます。そういえば1月24日のblogにも関連したことを書いて
いました。
岐阜からいらした陶芸家のご夫妻とお気に入りの大皿にめぐり合えたのも唐草、つまり
植物がとりもってくれた縁のお陰だとしみじみ思うのです。器の唐草文様を眺めれば
眺めるほど、いつか岐阜にぶらりと油を売りに行きたいと思うのです。
お気に入りの大皿を買わせていただいた知山窯さんは岐阜県の下石(おろし)という
町にあります。
http://www.chizangama.com/modules/bulletin/
きょうもごはんに感謝です。
辛いもの好きの僕としてはタイ料理を食べに行くことは
大いなる喜びです。
とある料理店の店先でいつも気になるのは、入り口に
置かれた女神像の足元の小さなランチのトレイ。最初は、
「今日こんな料理置いてます!」というショーウインドウ的
な機能を持っているものかと思ったのですが、どうやら違う
よう。特にその日に売り物にしている料理ではなかった
からです。
やはりこれは女神様に日頃の糧に感謝するための供物
なのでしょう。ちょっと見えずらいですが、後ろにはタイでも
大切な主食であるお米も盛られています。
そういえば、タイに行ったときご飯がおいしかったな。そして
皆食べるのが大好きな人たちばかりだったな。ご飯を食べ
ているときは皆笑顔だったな。お米の豊作を大地の神に祈願
するのが歴代の王にとっての重要な仕事だったとか。
食事した帰り、女神様にぺこりと小さな会釈をしたのでした。
