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2009年04月30日(雑記)

宮廷画家ルドゥーテの見たバラ

18世紀末、フランス革命の荒波を乗り越えながらも、植物を
描き続けた宮廷画家、ピエール=ジョセフ・ルドゥーテ。彼の
残したバラを中心とした銅版画が一同に展示された「王妃の
愛した薔薇 宮廷画家ルドゥーテの世界」展に出かけました。

王妃とはルドゥーテの仕えたフランス王ルイ16世妃マリー・アントワネット
やナポレオン妃ジョゼフィーヌのこと。特にジョゼフィーヌはパリ郊外の
マルメゾンに宮殿をかまえ、そこに世界中から集めさせたバラを植えて
楽しんだといいます。ルドゥーテはそれらのバラを懸命に描いて後にバラの
花卉画の集大成ともいえる『バラ図譜』を発表することになります。

ルドゥーテの版画の中でことさら印象深かったのは、アラビアから
やってきたバラがその原種であるロサ・ダマスケーナ・スバルバ
と呼ばれる品種を描いたもの。一瞬見ると白い花びらを有している
のですが、よく目を凝らすとほのかなピンクが花びらをぽうっと赤らめて
いるのです。これはすごい!僕は思わず固唾を呑み込んでそのバラ
に見入ってしまいました。どうやったら、白の下地を損なわずにピンク
を浮かべることができるのか・・・・。謎です。

そのとき、「あぁ、200年前にルドゥーテが見たバラと同じものを見て
いるんだな」という思いが胸にこみ上げてきました。きっと、ルドゥーテ
がとなりに立っていたら、強引に握手を求めてしまったかもしれません。
フランス語がわからなくたって、かまうものか!

時を隔てても、花や芸術は人の心を縦横無尽につないでくれるのですね。

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かつて訪れたマルメゾンのバラの庭園

「王妃の愛した薔薇 宮廷画家ルドゥーテの世界」、詳しくはこちら・・・
http://www.tamagawa-sc.com/latest/news_090417.html

コメント (2)

今・あき:


宮廷画家ルドゥーテの世界も10日までなんですね。

私が今日見てきた'うつわ u-tsu-wa'の展示も5月10日までです。
偶然・・・

手仕事ってやっぱり素敵だなって思わせてくれる作品と出会えました^^

ブログに簡単レポ載せたのでチェックしてみてください♪

keisuke:

今・あきさんへ、

ブログ、拝見しました。

自分で「いいっ」って思えるものを観たり聴いたり
したときの充実感ったらないですよね。

なんでだろう?自分の心の容量が少し増えるからかな?

そこにこそ、芸術の意味があるのでしょうね。

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