一覧 -2009年06月
作品展無事終了しました!
マミフラワーデザイン展2009「花・これから」が無事六日間の会期を
終了することができました。出品してくださった講師の皆様ならびに
ご高覧いただきました来場者の皆様、そして松屋銀座の関係者各位
とマミのスタッフにあつく御礼申し上げます。
会場内を説明して歩くギャラリートーク、僕としてもはじめての試みでした
が、数えてみると六日間でのべ30回ほど行っていました。フラワーデザイン
の魅力と特徴を語る。そんなことたかが30分ではとうてい語りきることの
できないことです。だからこの企画は僕にとっても大きな挑戦でした。
それでも、熱心に耳を傾けてくださった皆様には本当に感謝の気持ちで
いっぱいです。だから次があるとしたら、もっとわかりやすく、もっと楽しく、
さらに内容の濃いトークを皆様にお聞かせしようと今から決意を新たにしている
ところなのです。
今日はとりあえずのどの渇きを大好きなお茶で癒すことにしますね!
ふぅーっ!
陽の光っていいなぁ
フラワーデザインの作品展のため室内にこもりっきりだった
僕ら。イベントも終わって、今日は久々に遅い出勤です。
てくてく歩を進めていくうち、いろいろなものと再会します。
頬をやさしく触ってくれる風、揺れる並木・・・。うれしいなあ、
久々にまじまじと感じられるの。
ふりそそいでくれる陽光がこんなにもいい、そしてありがたい
ものだったなんて・・・。
だから、逆にいいなぁ、たまに室内にこもるのも。
目は口ほどに物を言い
これは面白い植物としげしげ眺めていたら、植物に詳しい先輩が
「これは、グンバイナズナっていうのよ」と教えてくれました。
なるほど、軍配か!あの相撲の行司さんが持っているやつですね。
種を包んでいる果苞が軍配にそっくりです。本物の軍配はもともと戦国時代、
軍の指揮者が采配をふるうのに使われていたものなのだそうです。
武田信玄がしばしば肖像画のなかでもっているやつですね。
軍配に見立てられた植物には他にグンバイヒルガオなどがあります。
これは葉っぱが軍配のようです。
keisukeのシネマ・セネバ 『ルネ・クレマン再発見』
「渋い映画がお好みですね」なんてよく言われます。絶大な人気は
ないのですけれど、少し視点が違う映画が好きなのですよ。
『太陽がいっぱい』という映画をご存知ですか?フランスを代表する
二枚目スター、アラン・ドロン主演のサスペンス映画ですね。これは、
『禁じられた遊び』でも有名な名匠ルネ・クレマン監督による良作です。
スリルたっぷりの青春群像劇なのです。後年、マット・デイモンと
ジュード・ロウ主演で『リプリー』として再映画化されましたね。
その、ルネ・クレマン監督の後年のサスペンス映画が一挙にDVD化
されています。主に70年代に連発された作品群ですが、その一般的
評価はあまりに低い。理由は簡単。サスペンスに付き物のハラハラ・
ドキドキ感が無いのです。どれもたしかにサスペンスではありますが、
主人公たちの複雑で哀感漂う心情を追ったり、淡く優しげな雰囲気が
全編を貫いています。サスペンスでありながら、独自の柔らかいムード
とそこはかとない透明感があるのです。なんだか、大人のためのメルヘン
のような味わいがとても捨てがたい。
『雨の訪問者』、『狼は天使の匂い』などの作品、僕はすごく面白いと
思ったし、美しいと感じたし、とても好きな映画ですね。ひいきにしている
俳優たちが出ているというせいも大いにありますがね。だとしても、
やっぱりどこか寓話じみて幻想的なところがいいのです。『パリは霧に
濡れて』はまだ観られてませんが、今回ばかりはついに観れるので
楽しみです。
ルネ・クレマンのこの時期の映画、とてもいいと感じています。好き嫌いは
はっきり言って分かれます。きっとクレマン自身、受けは全く狙ってなかった
のでしょう。でも、僕はなんだか病みつきになっています。
映画『狼は天使の匂い』について詳しくはこちら
http://www.amazon.co.jp/%E7%8B%BC%E3%81%AF%E5%A4%A9%E4%BD%BF%E3%81%AE%E5%8C%82%E3%81%84-DVD-%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/B00290FRHU/ref=cm_cr-mr-title
マイホーム建築シアター
「近隣の者ですが、新築工事をいたします。」
丁寧にご挨拶に見えたご近所のかた。そのときはどんな
家が建つのかな、なんて楽しみにしていたのですが、しばらく
して忘れていました。がらがらっと旧家が分解されてから
あらためて思い出しました。
うちの真裏が工事現場。リビングの窓から壮大な建築現場の
パノラマが広がります。いよいよ鉄骨の組み立てが本格化
した今日は、パノラマ全開!
隣が工事中なのに、こんなにブラインド全開の家なんてないです
よね。しかもうちは工事見ながらスパゲッティ頬張ってしまいます。
みるみるうちに組み立てられていく様子は圧巻。「へぇ、家って
あんなふうになっているんだ」とか「すごい技術だね」なんて関心
しどうし。おっと、ネコはあまり興味ないみたいですね。
じろじろ見られた工事現場のかたがたは少し仕事しにくかったかも
しれませんね。ごめんなさい。へんな近隣ですね。
きょうは日曜日。工事はお休み。
屈強だ、そしてまっすぐだ
目を下にやるとそこには、アスファルトを突き抜けて生えた草が。
月並みな言い方ですが、たくましいです。生きることにひたむき
です。屈強に、そしてまっすぐに。
こんなところに生えてしまって・・・。なんて思うこともあるのでしょうか。
きっと、それでもまっすぐに育ちたいという思いはだれよりも強いのかも
しれませんね。
住む世界も種族も違うけれど、なんだか見習わなくっちゃあなぁ。
受難の花なのか君は・・・
トケイソウ。花が文字盤を思わせるのでこの名があるといわれています。
最初、お目にかかったときは、ちょっとショッキングな形状と色なので、
たじろいでしまったのですが、今ではすっかりお馴染みの、そして好きな
花の一つに数えることができそうです。それどころか、夏場にこの花
が見られないと少し寂しいくらい。
南米原産の花ですが、キリスト教徒は複雑な花の各部分を五つに分け、
キリストの受難のさいに登場する五つのシンボル(十字架、ムチ、釘など)
に照らし合わせて、この花を受難の花としました。トケイソウが「passion(受難)
flower」と呼ばれるのはそのせいです。
約400種から500種ほどあるというトケイソウの仲間。その中でもたわわな実は
パッションフルーツと呼ばれていますね。意味も知らずに食べてました。
君は、受難の花なのか。でも、このトケイソウは我関せずといった感じで初夏
の空気を楽しんでいるように思えました。
綺麗だ
人は好ましいと感じたものを見たとき、
「綺麗だ」と言葉にすることによって安心
する動物である・・・・。
だから、そもそもなぜ綺麗とか、美しい
と思うんだろう って考えること自体
無意味なのかもしれない。言葉にできない
ものだってこの世にはたくさんあるから。
たしかにそうですね!
たしかに「花はどうして美しいのだろう」
なんて考えること自体、無意味なのかもしれません。
でも、どうしてもそう思ってしまうのもまた人間。
言葉の意味を、思考の意味を「どうしてだろう?」
って思ってしまうのもまた人間。
だから、やめられない。言葉の意味を考えることを。
心の意味を考えることを。そして思考そのものに
思いをめぐらせることを。
「考える」という行為自体に、人間としての一つの証しがある
のだから。
中華街、150周年
今日は横浜中華街を訪れました。
中央の通りも綺麗に舗装され、いっそう歩きやすくなりました。
時折目に入るひらがなや、耳にする日本語のことにかまわなければ
本当に中国の町にいるような感じ。そういえば、以前「花文化のフィールド
ワーク」という野外講習会をここでしたことがあります。そこここにある
花にまつわるシンボリズムを見学しながら、中国の花文化について
参加者の皆さんと勉強したものです。注意深く観察してみると、梅、
松、牡丹、関帝廟の献花などなど、花のシンボルに満ち溢れている
場所がここ。
今年は長い間の鎖国を経て横浜が開港されてからちょうど150年にあたる
年。というわけで、それ以来発達してきた中華街も150歳というわけです。
当時、多くの日本人はまだ外国語が話せませんでした。そして、諸外国
からやってきた人々も日本語がわかりませんでした。中国からやってきた
人々の多くは西洋商館に出入りし、ヨーロッパの言葉に馴れていて、筆談
で日本人ともコミュニケーションがとれたことから、双方の仲立ちを買って
出て貿易の発達に貢献したのだそうです。まさに中華街は当時から、世界
の人々が集まるコミュニケーションの場だったのですね。
肉まんをほおばりながら歩く「150歳のコミュニケーションの場」は最高です。
だれもがみなそぞろ歩きを満喫している様子。今日は美味しいチャーシュー
を購入して満足げにこの町をあとにしました。
黄色い花はなに?
「いまの季節、よく咲いている黄色い花・・・」
だれもその花の名前を知りません。よく見かける
花だからこそ、そんなことってあるのかもしれません。
キンシバイ、いやビヨウヤナギ?どうやらどちらかに
絞られました。両方ともオトギリソウ科の植物です。
ビヨウヤナギが正解。その姿がヤナギの枝を思わせ
梅雨時にはめずらしい黄色い美しい花を咲かせる
ことから「美容柳」。なるほど。
いずれにせよ、楽しい論争のひと時を提供してくれた
思い出深い花になりそうです。
インドでもらった小さな花束
久しぶりに手に取った花束。小さな花束。南インドで別れ際に
現地の人からいただいたもの。
インドの花による造形物というとほとんどがガーランド、つまり
花を数珠のようにつなげたものなのですが、花束をいただける
とは思わなかったものです。
乾燥した小さな花束は、いただいたときのそのままの姿をとどめ
ながら、南インドでの楽しかった日々を呼び起こしてくれます。
今年の夏は南インドを再度訪れる予定です。どんな出会いが
待っているのかな?
梅の香り、梅の彩り
今年も大量に届いた梅。
家内が、梅酒や梅干を今年も仕込むのです。
去年仕込んだ梅酒や梅干は実に美味になっていて、
いまが味わい時。それにしても、仕込む前の梅もなかなか
豊かな芳香と心温まる色合いで楽しませてくれます。
あまり晩酌などはしないほう。でも梅酒は時々飲みます。
昨日、大阪から古い知人が訪ねて来てレストランとバーを久々に
はしご。ワイン、焼酎と楽しんでしまいました。お酒そのものの味
だけを堪能したわけではなくて、お酒を酌み交わした人との楽しい
会話、料理のことや45年間続けてきたバーのことなどをしんみり
と話してくれたバーの女将さんの優しい人柄などが傾けたグラスの
むこう側ににじみ出るところが楽しかった。それが僕にとっての
お酒の魅力なのかな。
梅じゃないですけれど、お酒という魔法の水は人が持つ“香り”
や“彩り”を引き立ててくれるものなのですね。
太陽みたいだ
太陽みたいです。
世界中に分布するキクの仲間。ギリシャのキクは「黄金の花」と
呼ばれていたよう。黄金の輝きは太陽の光と同一視されたという
ことで、やはり太陽と結びつけられていました。
黄色やオレンジってほんとうに命を感じさせてくれる色ですね。
命の色なんて見たこと無いのになんでそう思わせるのでしょうね。
先日、イタリア料理店で濃厚なオレンジジュースをいただきましたが、
太陽そのものを飲んでいるみたいで、元気が出ました。
曼陀羅華(まんだらげ)が通りを荘厳
大学の授業の帰り道、暑い暑い通りで
真っ赤な花を見ました。
デイゴです。沖縄にいったときよく見たな。
仏教では星の数ほどある仏国土をあまねく
飾りたてる花とされ、曼陀羅華と呼ばれています。
真っ赤な花びらを一面に散らしてあたりを荘厳
(花で飾りたて供養すること)する花がデイゴ。
よくも、まあ暑い中を駅まで歩こうと思ったものですが、
デイゴの荘厳を見てはっとしました。そして、通りに
引き寄せられ歩き始めた理由がわかったような
気がしました。
