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keisukeのシネマ・セネバ 『ルネ・クレマン再発見』
「渋い映画がお好みですね」なんてよく言われます。絶大な人気は
ないのですけれど、少し視点が違う映画が好きなのですよ。
『太陽がいっぱい』という映画をご存知ですか?フランスを代表する
二枚目スター、アラン・ドロン主演のサスペンス映画ですね。これは、
『禁じられた遊び』でも有名な名匠ルネ・クレマン監督による良作です。
スリルたっぷりの青春群像劇なのです。後年、マット・デイモンと
ジュード・ロウ主演で『リプリー』として再映画化されましたね。
その、ルネ・クレマン監督の後年のサスペンス映画が一挙にDVD化
されています。主に70年代に連発された作品群ですが、その一般的
評価はあまりに低い。理由は簡単。サスペンスに付き物のハラハラ・
ドキドキ感が無いのです。どれもたしかにサスペンスではありますが、
主人公たちの複雑で哀感漂う心情を追ったり、淡く優しげな雰囲気が
全編を貫いています。サスペンスでありながら、独自の柔らかいムード
とそこはかとない透明感があるのです。なんだか、大人のためのメルヘン
のような味わいがとても捨てがたい。
『雨の訪問者』、『狼は天使の匂い』などの作品、僕はすごく面白いと
思ったし、美しいと感じたし、とても好きな映画ですね。ひいきにしている
俳優たちが出ているというせいも大いにありますがね。だとしても、
やっぱりどこか寓話じみて幻想的なところがいいのです。『パリは霧に
濡れて』はまだ観られてませんが、今回ばかりはついに観れるので
楽しみです。
ルネ・クレマンのこの時期の映画、とてもいいと感じています。好き嫌いは
はっきり言って分かれます。きっとクレマン自身、受けは全く狙ってなかった
のでしょう。でも、僕はなんだか病みつきになっています。
映画『狼は天使の匂い』について詳しくはこちら
http://www.amazon.co.jp/%E7%8B%BC%E3%81%AF%E5%A4%A9%E4%BD%BF%E3%81%AE%E5%8C%82%E3%81%84-DVD-%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/B00290FRHU/ref=cm_cr-mr-title
