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2009年09月15日(雑記)

時は移り変わって

お隣の建物が取り壊されることになりました。
今まではあまり意識したことがなかったのですが、
50年前に当時としてはたいへん斬新な工法と様式
をもって今は亡き河合正一先生という建築家が建てられた
ものだそうです。近代建築の父、ル・コルビジェの系譜を
継ぐものだとか。
P9154206.JPG
取り壊し開始の朝、ある一人の紳士に声をかけられました。
「私はあの建物を設計したかたの教え子です」と紳士。
「最後なので、ぜひ高いところから写真に収めたくて・・・。」
さっそく学校のバルコニーに一緒にあがりました。

「うん、残念ですね、でもこれも時の移り変わりというもの
なんでしょうね」と紳士は感慨深げです。「河合先生にはたいへん
お世話になりました・・・。」僕は黙ってそんな話に聞き入って、
それ以上の詮索はやめました。天に召された河合先生と教え子である
この紳士の大切なひと時の邪魔をしたくなかったからです。


時は移り変わっていく・・・。だからこそ、この由緒ある建物の雄姿は
人の思いとともに永遠に語り継がれていくのかも知れません。きっと
かたちあるものは無くなっても、その精神や心は不滅なのでしょう。

コメント (2)

今・あき:

カタチには、目に見えるカタチ
見えないカタチがらるんですよね。
忘れなければ生き続けます。

keisuke:

今・あきさんへ、

カタチって今はあっても必ず変化する、
いや無くなるものですものね。

それが風雪に耐え、渋い様相になり、
いずれ朽ち果てる。

過程を経て変化していくからこそ、
それぞれのステージが愛おしく思える
のかもしれません。

そして、カタチが無くなってしまっても
それは「かつてあった、でも今は無い、
しかしそれはたしかに存在した」という
カタチに昇華するのではないかと思います。

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