一覧 -2010年03月
こういうのはいいですね
もちろん、某お菓子会社の販促ではあると思うのですが、
こういうのはちょっといいと思うのです。
チョコレートの箱の裏面に字を書けるスペースがあって、
ちょっとした言葉をいれてさりげなくお目当ての人に
渡すんですね。
何気ないアイディアだけれども、とっても心あったかく
なるんですな、これが。普段、言葉に出せないこと、
チョコレートの裏ならすっと書けるかも。
同じ販促でも、こういうのはいいなあ。だって、こういう
のってみんなのためになるじゃないですか。だれだって
暖かい言葉を渡されたらうれしいじゃないですか。言葉や
文字が秘めている力も再認識できるしね。
こういう企業努力なら大歓迎かも。
僕もさっそく使わせてもらいますよ。
小春日和
寒い!と思っていたら今日は暖かい日です。
こういうのを小春日和とでもいうんでしょうか。
まだ完全な春ではないのですが。
街のカフェでも、今日は外でくつろぐ人もちらほら。
本を読んだり、おしゃべりに興じたり・・・・。
ウメの散りぎわを見たり、カンヒザクラの蕾を見たり、
街行く人々の表情を見たりと。小春日和はなんだか
ものを見る目を敏感してくれます。
あしたからまた寒いんだってなぁ。
ヴィクトリア王朝の花文化を語る
東京ウィメンズクラブの皆様がお越しになり、講演を担当させていただきました。
テーマは「ヴィクトリア女王の花生活」。
19世紀のイギリスを繁栄に導いた女王は大の花好き。
自ら花をまとい、園芸文化を奨励し、絶えず花をそばに飾ることを
忘れませんでした。イギリスでクリスマスツリーが流行したきっかけ
を作ったのも、ヴィクトリア女王と夫君のアルバート公でした。
この二人の結婚式には豪華なウェディングケーキが登場した
ようですが、そんな豪華さに触発されてロンドンのお菓子職人
が大奮闘!
教会の鐘楼にインスピレーションを得た三段式のケーキがお目見え
したのです。
妻に頼んだら、シュガークラフトで作ってくれました、三段ケーキ!
それに花をデザインしてくれたのは岡田恵子デザイナー。
その時代にもあったと思われる花を白いものを中心に美しく
デザインしてくれました。
もちろん、ヴィクトリア王朝のケーキそのものではないのですが、
その雰囲気は十分に伝わってきます。参加者の皆様にも喜んで
いただけたかと思います。
やっぱり、実物がそこにあると、その背景も語りやすくなりますし、
イマジネーションも膨らみますね。それにとっても楽しかった!
ちなみに、このシュガークラフト、中はスチロールなのですが、
表は砂糖なので、ほんのりケーキの香りが漂います。
まさに見るお菓子ですね。
喫茶の時間を楽しむゾ!
うちのキャンディは大の喫茶好き。
あるときお茶を飲んでいたら、割り込んできて茶のそばへ。
お茶なんか飲まないでしょ、なんて言ってると
あれ?
お茶じゃなくて、湯気をなめ始めたんです!
なんだか、とても嬉しそうだし、気持ちよさそう。
以来、キャンディにも「さあ、喫茶しようか」とお茶を飲むとき
声をかけているんです。
アフリカ・大地・生に魅かれて
マミフラワーデザインスクールの登録講師、大工原明子さんの写真展を
拝見しました。
エチオピア、マリ、ケニヤなどのアフリカ大陸諸国を中心に様々な国をまわり、
シャッターをきってきた大工原さん。民族衣装の美しい色合い、日本では決して
見ることのできない風景、巨大動物たちのシルエットなどを堪能させていただきました。
エチオピアの人々の白い歯、生命力豊かな眼力、そして綺麗な笑顔が胸に
せまります。それにもまして、人生の大先輩なのにもかかわらず、各国を
とびまわり精力的に撮影活動をなさっている大工原さんの熱意とエネルギー
に感動。
「フラワーデザインを学んだことが、私に自然や風景、そして異郷の人々
に興味を持たせたのでしょう」と大工原さん。
この写真展示会は東京のギャラリー日比谷にて3月17日(水)まで開催されます。
http://www.g-hibiya.com/map.html
長谷川等伯は美の探究者
没後400年の記念展示会が開催されている桃山時代の絵画
の巨匠、長谷川等伯(はせがわとうはく)の作品展示会に出かけました。

等伯といえば、この松林図屏風が有名です。もちろん
この傑作も展示されています。墨だけで松が表現され、
向こう側の風景が薄くおぼろげに描かれ、遠景がぼやける
様子を見事に表現しています。なにか壮大な余韻がある、
そんな作品です。
この作品に見とれたのはもちろんのこと、僕は長谷川画伯が
この表現方法にいたった道のりに感動しました。
初期の画伯の作品は細かいところまで細密に描かれた仏画で、
なんでこんなところまで描かにゃならんのかというばかりに描き
こまれています。ここで彼は徹底的に描くということのテクニック
を磨いていたわけですね。
その後、郷里の能登を離れ、京の都に出て腕試しをすることに
なった画伯。水墨画の手法を会得したり、中国の絵画の模写を
したりと、ありとあらゆる可能性にチャレンジし、自分を磨き続けて
いった様子が数々の画からひしひしと伝わってきます。
終生学び続け、成長していった長谷川画伯はまさに美の探究者。
「どうしたら、より美しく、より心に残る松林を描くことができるだろう。」
きっとそんなことを考えながら、己と向き合い、自然の美と向き合った
400年前の人物に僕はひそかに「あなたの生きかたそのものが
芸術です」となまいきにも賛辞を贈っていたのです。だって、事物を
細かく描くこと、水墨画で墨の濃淡を描く手法を極めることなど、
学んできたことがすべてその後の作品の礎を作ったことに心底
感銘を受けたものですから。
それにしても長蛇の列に加わって50分並んで観賞した甲斐がありました!
世紀の絵画展はいよいよ22日まで。
http://tohaku.exh.jp/#top
たのしい海苔巻きいただきました!
花くばりクラスに本日からお見えになった石井さんが
おもしろく美しい海苔巻きをくださいました。
これは、花ですね。華やかですし、美味しいです!
どことなく梅の花に似ていますね。花見にもっていけたら最高。
こうした造形的な海苔巻きづくりを伝授してくれる
クラスがあるそうです。
「となりにあるカエルのほうが味は良いかもしれません」
と石井さん。
こちらは青海苔もはいって、磯の香りがまことに美味でした。
味とかたちを両方存分に楽しめる。うれしいひと時でした。
keisukeのシネマ・セネバ 『禁じられた遊び』
「覚えたての曲ひきます!」といってギターの初心者が
必ずといっていいほど弾く曲が「禁じられた遊び」。
むせび泣くような哀愁を帯びた曲調が実に印象的
な名曲です。これは1951年にフランスのルネ・クレマン
監督が発表した同名映画の主題曲。

第二次世界大戦中、両親を失った少女ポーレットと
孤児になった彼女を拾って一緒に暮らしだす農家の
少年ミシェッルとの心の交流と別離を描く、なんとも
切ないおとぎ話のような映画。
「禁じられた遊び」とは彼らが熱中するゲームの
ようなお墓作り。美しい風景のなか純心な子供たち
が虫や小動物のお墓を作り上げていく作業の
裏に痛烈に戦争への批判がこめられています。
それだけではなく、美しい音楽や、演技とは思えない
ほど自然な子供たちのしぐさが静かな感動を呼ぶ
名作をあらためて堪能することができました。
悲しいけど、本当に美しい美しい映画です、これは。
命をいとおしむって簡単なようであって、とても
難しいのですが、だからこそ・・・。
http://www.amazon.co.jp/%E7%A6%81%E3%81%98%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E9%81%8A%E3%81%B3-DVD-%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/B001OF04M4/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=dvd&qid=1269240161&sr=1-2
サクラ、もうすぐ
寒暖の差が激しい今日このごろですね。
サクラも少し迷い気味。それでもようやく蕾がほころび始めました。
日本における季節と花の関係を探っていくと、かならず登場する
花がサクラ。他に、ウメ、モモ、ヤマブキ、ツツジ、フジ、ハナショウブ、ハギ、
ススキ、キクと各季節をあらわす花は数あれど、やっぱりサクラはその中でも
特別な存在なのですね。
やっぱりこの花の咲く季節が多くの地域で農作業の始まりと一致する
からなのでしょう。それだけではなく、単に美しい花であるからなのでしょうね。
美しいという要素にもいろいろありますが、その程よい大きさの花びらにせよ、
淡い桃色にせよ、見とれますね。そして、花びらの質感もやわらかく心地いい
のも見逃せません。
そして、特にソメイヨシノなどはすぐ散ってしまうので、その場限りの
はかなさを顕著に示しているのも日本人にとってロマンティックだったの
でしょう。サクラの「サ」は神様のことであり、「クラ」はその神様が座る
こしかけの意味があるとも言われています。
神様がこしかける樹。それがサクラ。これは、他の花を抜いて
注目を浴びるのも無理は無いことなのかもしれませんね。
はやく満開になぁれ!
旅立つ蝶
街中で見かけたディスプレイデザイン。
「旅立ちの蝶」というテーマの作品です。
美術大学の卒業制作の一環ということ。
チューブを蝶結びにして、飛び立つ蝶を
表現しているというふうに解釈させていただきました。
制作した学生さんの心が伝わってくる作品だと
思いました。不安もあり、希望もあるささやかな門出。
でも大切な門出・・・・。
やっぱり、背景に作者の思いがあって、それが
伝わってくる作品に出会うと、正直、心がふるえます。
気持ちがあったまります。そして、自分のこと、
世界のことに思考が及びます。
表現するって、とてつもなく素晴らしい。
旅立つ蝶よ、幸せに!
