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2010年03月15日(雑記)

長谷川等伯は美の探究者

没後400年の記念展示会が開催されている桃山時代の絵画
の巨匠、長谷川等伯(はせがわとうはく)の作品展示会に出かけました。

20080103_400682%5B1%5D.jpg

等伯といえば、この松林図屏風が有名です。もちろん
この傑作も展示されています。墨だけで松が表現され、
向こう側の風景が薄くおぼろげに描かれ、遠景がぼやける
様子を見事に表現しています。なにか壮大な余韻がある、
そんな作品です。

この作品に見とれたのはもちろんのこと、僕は長谷川画伯が
この表現方法にいたった道のりに感動しました。

初期の画伯の作品は細かいところまで細密に描かれた仏画で、
なんでこんなところまで描かにゃならんのかというばかりに描き
こまれています。ここで彼は徹底的に描くということのテクニック
を磨いていたわけですね。

その後、郷里の能登を離れ、京の都に出て腕試しをすることに
なった画伯。水墨画の手法を会得したり、中国の絵画の模写を
したりと、ありとあらゆる可能性にチャレンジし、自分を磨き続けて
いった様子が数々の画からひしひしと伝わってきます。

終生学び続け、成長していった長谷川画伯はまさに美の探究者。
「どうしたら、より美しく、より心に残る松林を描くことができるだろう。」
きっとそんなことを考えながら、己と向き合い、自然の美と向き合った
400年前の人物に僕はひそかに「あなたの生きかたそのものが
芸術です」となまいきにも賛辞を贈っていたのです。だって、事物を
細かく描くこと、水墨画で墨の濃淡を描く手法を極めることなど、
学んできたことがすべてその後の作品の礎を作ったことに心底
感銘を受けたものですから。

それにしても長蛇の列に加わって50分並んで観賞した甲斐がありました!
世紀の絵画展はいよいよ22日まで。
http://tohaku.exh.jp/#top

コメント (2)

匿名:

hello keisuke! Love the pictures! Send me your email.

your friend,
Greg Wilson

keisuke:

Dear Greg,

It is so nice to hear from you.

The picture is a painting done by a famous
Japanese artist Tohaku Hasegawa who lived
about 400 hundred years ago.

It is a beautiful painting isn't it?

I just had a chance to see the real painting
in a museum in Tokyo.

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